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不妊症検査について

●基礎体温
 朝起きた直後に婦人体温計で計ります。低温相と高温相の2相にわかれていれば排卵があり、また排卵時期の推定ができることがありますが、それだけでは不十分であり、あくまでも参考程度と考えて下さい。測れない日があっても構いません。不妊治療を続けていく上では重要ですが、ストレスとなるようでしたら、つけなくても構いません。ご相談下さい。


●超音波検査
子 宮:形、大きさ、先天奇形の有無、筋腫の有無・大きさ、内膜の状態などを調べます。
卵 巣:腫瘍の有無、卵胞計測(卵の発育をチェック)、排卵のタイミング、有無を確かめます。
その他:子宮内膜症の有無、卵管溜水腫の有無などを調べます。


●ホルモン検査(血液検査です)
LH(黄体形成ホルモン)
 脳下垂体から卵巣に働きかけ、卵の成熟、排卵に関わります。
FSH(卵胞刺激ホルモン)
 脳下垂体から卵巣に働きかけ、卵胞の発育を促します。
PRL(プロラクチン=乳汁分泌ホルモン)
 脳下垂体から放出され、乳汁を分泌させる働きをします。このホルモン値が高いと、乳汁が出ないにしても排卵障害や着床障害をおこすことがあります。
E2(エストラジオール=卵胞ホルモン)
 卵巣から分泌され、排卵期には高値を示します。卵の成熟、子宮内膜に働きかけます。また頚管粘液を増加させ、精子を誘導します。
P4(プロゲステロン=黄体ホルモン)
 排卵後の卵巣から分泌され、子宮内膜を厚くさせ、受精卵の着床環境を良くします。高温相にさせますが、分泌が悪いと、黄体機能不全といって着床しにくくなり、また妊娠しても初期流産に終わることがあります。その時は補充療法などがあります。
甲状腺ホルモン(free-T4,T3,TSH)
 基礎代謝や排卵、着床、妊娠に関わる重要なホルモンです。甲状腺機能亢進や低下があるときは、ホルモン剤にて治療します。
テストステロン
 男性ホルモンの代表的なものです。排卵障害や妊娠、流産に関わります。


●抗精子抗体(=精子不動化抗体)
 女性の中には精子の運動を抑えたり、受精を阻害したりする抗体が子宮頚管粘液や腹水、卵管液中に存在することがあります。血液検査にてその有無がわかります。もし陽性であった場合、体外受精が望ましいと思われます。


●頚管粘液検査
 排卵期には子宮頚管からの透明の粘っこい分泌物が増加します。また、顕微鏡でみると結晶を形成します。卵胞ホルモンが働いている(排卵が近い?)ことの証拠です。


●フーナーテスト(=性交後試験)
 性交をして数〜10時間後に子宮、膣に精子がどのくらいいるか、またどのくらい動いているかを分泌物を採って顕微鏡で確認します。精子の状態を知る、あるいは頚管粘液の精子との相性をみる簡便な方法です。


●卵管通過性検査(子宮卵管造影)
 卵管は卵巣から飛び出た卵子が精子と出会う重要な器官です。受精卵は発育をしながら子宮内に運ばれ、着床します。子宮卵管造影検査では経腟的に子宮の入り口から造影剤を注入し、レントゲンをとって子宮の内腔の状態と卵管の疎通性、卵管の周囲の癒着の様子などを確かめます。多少の痛みはありますが、短い時間で終わる検査です。
(検査は予約制で、検査後20分程度安静室で休んで頂きます。帰られた後もあまり無理をしない方がいいでしょう。)


●クラミジア検査その他の性感染症検査
 クラミジアは子宮や卵管周囲、骨盤内に炎症や癒着をおこす原因として最近特に若い女性に多く認められます。子宮頚管から抗原を直接調べたり、血液中の抗体検査でかかっているかがわかります。その他いろいろな感染症が不妊の原因となります。


●精液検査(基準値)
○ 量1.5ml以上
○ 総精子数3900万以上
○ 精子濃度1500万/ml以上
○ 運動率40%以上
○ 正常精子形態率4%以上
 精子数が少ない(乏精子症)、運動率が低い(精子無力症)場合、妊娠しにくいことがあり、薬や人工授精、体外受精など何らかの手助けが必要な場合があります。ただし、1回の検査では確定できませんので、異常値が出たときは再検査が望ましいと思われます。基準値は1年以内に妊娠に至った最低限界値です。


●いつごろ、どの検査をするの?
○初診時
問診、外診、内診
内診では超音波検査が主となります。
子宮の形、大きさ、筋腫や内膜症の有無、卵巣の状態、卵管の状態をチェックします。
子宮癌検診も併せて行いましょう。その他、クラミジアなどの感染の有無を検査します。
○卵胞期(月経周期5〜9日目)
血中LH、FSH、PRL、テストステロン ○排卵期(月経周期12〜14日目)
血中E2、子宮頚管粘液、超音波による卵胞計測、フーナーテスト ○黄体期(月経周期21日目頃、高温相5〜7日目)
血中P4、超音波による子宮内膜厚計測 ○いつでもいい
甲状腺ホルモン、抗精子抗体、クラミジア抗体あるいは抗原
精液検査(御家庭にて採取して持って来て頂くか、当院内専用採精室にて採取して頂きます。)
※一般健診を受ける機会がない方は貧血や肝機能、腎機能、血糖、胸部レントゲン、心電図などのスクリーニング検査を受けることが望ましいでしょう。



ひととおり、検査が終われば、治療に移ります。

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一般不妊治療

一般不妊治療とは
・タイミング療法(自然の排卵の時期を超音波検査や尿中ホルモン検査でみて、タイミングを合わせて性交をする)
・排卵障害に対する排卵誘発剤(薬や注射)
・黄体機能不全に対するホルモン療法(薬や注射)
・卵管通過障害に対する卵管通水療法
・乏精子症に対する夫への漢方療法
・不妊の原因となる子宮内膜症や子宮筋腫に対する薬物療法や手術などがあります。

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流産と不育症(習慣流産)

 一般に1回の妊娠で流産する割合は10%〜15%といわれています。そのほとんどが初期の流産であり、最大の原因は胎児(胎芽)の染色体異常で、その確率は約60〜70%と考えられています。この染色体異常は夫婦どちらにも異常がなくてもおこりますが、発生率は加齢とともに増加するといわれています。染色体異常による流産は予防や治療法はなく、無理をしたからとか、生活の中で問題があったとかは関係なく、避けられない流産です。流産の原因は自分にあると思い悩んでいる方もおられますが、そんなことはないのです。一方、妊娠できても流産を繰り返し、赤ちゃんがおなかの中で発育しない場合を不育症といい、原因は子宮の形態の異常、内分泌・代謝的な異常、免疫的な異常などがあり、治療方法も様々です。妊娠初期からの治療、また次の妊娠のために妊娠前から治療を始める場合もあります。
 不育症の検査には通常の診察に加えて、血液検査(ホルモン、感染症、免疫、抗リン脂質症候群、ご夫妻の染色体検査など)があります。
 治療法には、漢方、低用量アスピリン、へパリン療法などがあります。 ご相談ください。

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男性不妊

 男性不妊の原因は大きく分けて、造精機能障害、精路通過障害、性行為障害があります。造精機能障害とは、精液中の精子の数、運動、形態などに問題がある場合で無精子症、乏精子症、精子無力症、精子奇形症があります。精路通過障害とは精子の輸送経路に問題があって射精された精液に精子が混じらない場合です。性行為障害とは性交時の勃起障害(ED)や射精ができない場合です。
 最近、体外受精や薬物により男性不妊は劇的に解決されつつあります。EDは薬物療法が有効な場合が多く、また、精液検査で無精子症と診断されても、精巣の組織を少し採取し、精子がいればそれを用いて顕微授精をすることができます。当院にてもその治療を行っています。
 不妊の原因は男女半々と言われていますし、治療にはご夫婦の協力が欠かせません。お二人の気持ちを揃えて取り組んでください。

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人工授精

 奥様の排卵日に合わせて精液を洗浄・濃縮し、子宮内へ注入する方法です。
 精液中の精子が少ない、運動率が低いなどの精液異常や原因不明の不妊症、排卵日に性交ができない、などのカップルに対して行います。
 実際の手順は以下の通りです。

 @ 超音波検査、尿ホルモン検査、基礎体温表などで排卵日を推定し、精液採取用の容器をお渡しします。
  通常は翌日人工授精になります。
 A ご自宅にて採取され、妻が持参された精液あるいは院内採精室で採られた精液を試験管にいれ、洗浄液を
  加えて遠心機にかけます。上清を捨て少量の培養液を加えた洗浄濃縮精子浮遊液を柔らかい針のついた注射
  器を用いて子宮内に注入します。痛みもなく数分で終わります。
 B その後の安静は不要で通常の生活をして頂いて結構です。
 C なお、毎回人工授精の度に1滴の精液で精液検査も実施します。

■凍結精子による人工授精

 奥様の排卵日に精液が採れないあるいは採れないかもしれない場合、あらかじめ精液を凍結しておいて人工授精当日に解凍して用いるということも可能です。
 EDだけど容器には採れる方、長期出張、単身赴任の方なども人工授精は可能です。

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月経の量が多い(過多月経)

 月経の量には個人差がありますが、多すぎる(通常は150ml以上の出血)場合を過多月経と呼び、血液検査で貧血があったり、生活に支障をきたす場合は、治療の対象になります。問診に加えて内診、超音波、血液検査などで診断されます。
 原因は成熟期にみられる子宮筋腫、子宮内膜症、内膜増殖症、内膜ポリープなどや10代若年者に多いホルモンの分泌異常などがあります。出血しやすい血液の病気が原因のこともあります。
 自己判断は難しい場合があり、レバー状のかたまりが増えたり、月経の度に量が多くなっているなどは要注意でしょう。ホルモン療法や貧血治療、手術、子宮内膜掻爬などで治します。

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生理痛(月経困難症)

 月経中には、誰でも多少とも頭痛、腰痛、下腹部痛などの不快感があり、これらの症状が病的に強い場合を月経困難症といいます。月経困難症は、性器に炎症や、子宮筋腫、子宮内膜症などがある器質的なものと、病的変化を伴わない機能的なものとに分けられます。
 機能性月経困難症は、骨盤内の充血、子宮の発育不全、心因性のものなどが原因です。特に若い女性では、月経に対する嫌悪感や不安などによる心因性のものが多く、年とともに痛みがひどくならない限りは、機能性のものと考えてよいでしょう。鎮痛剤を上手に使うことや漢方薬、低用量ピルなどで症状を抑えます。
 最近は子宮内にホルモン剤含有のリングを入れる方法もあります。ただし、器質的疾患があるときは放置したために病気が進行することがあります。婦人科を受診して異常がないことを確かめておくとよいでしょう。

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不正性器出血(月経以外の出血)

 不正性器出血とは、月経(生理)以外の性器からの出血をいいます。不正出血の原因は多様ですが、大きく分けてポリープや炎症など、原因となる組織または状態が存在するものと(器質性出血)と、ホルモンの異常によるもの(機能性出血)があります。
 器質性出血では、その組織あるいは状態を取り除かなければ、出血は治まりません。またその状態は病的であることが多いので、不正性器出血がある場合には、まず、この器質性出血ではないかどうか、確認し治療する必要があります。
 この中で生命に関わるもっとも重大な病気はガンです。ガンまで進んでいなくてもその前の状態でも出血はおこります。若い女性でも性行為をすれば、子宮頸ガンになる可能性がありますし、年配の女性で閉経後しばらく経って出血がある場合は、子宮体ガンの可能性があります。ぜひ産婦人科を受診しガンの検査を受けてください。 子宮の入り口や内部にできるポリープはガンとちがい良性の腫瘍ですが、出血を来したり、生理の出血が多くなったりします。
 それ以外に多い出血の原因として、炎症があります。炎症をおこす原因としては、若い方の場合、クラミジアやカンジダといった病原体の感染の可能性があります。
 病気ではありませんが、妊娠できる年齢の女性では、妊娠は常に念頭に置かなければなりません。妊娠に伴う出血は流産、切迫流産、子宮外妊娠、胞状奇胎などで起こります。少し遅れて生理が来たと思ったら、出血も痛みもいつもと違う、あるいは、いつまでも出血が続くという場合には要注意です。
 年配の方では女性ホルモンの低下によって膣粘膜が萎縮し、分泌物が少なくなることによって、ちょうど手の皮脂が少なくなってひび割れや、あかぎれをおこすのと同じ様な状態でちょっとした刺激で出血を起こすことがあります。この場合は、女性ホルモンの入った膣錠を使うことによってすみやかに改善します。
 器質性出血では、婦人科以外の疾患も考えられます。例えば、性器出血との訴えで来院された方で、実は血尿だったり、肛門からの出血ということもあります。この場合は、泌尿器科や内科、外科と連携して対処します。
 これらの病気ではないことがはっきりし、また閉経前の女性であれば、ホルモンの異常による出血、機能性出血を考えます。機能性出血は図に示すような規則正しいホルモンの分泌が行われないときに起こります。時に多量の出血を来したり、少ない出血が何日も続くことがあります。ホルモン剤や排卵を促すような薬で治療します。

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基礎体温異常

 基礎体温測定はホルモンの働きを知る簡便で体に負担のない検査法です。まず普通の体温計より目盛が細かい婦人体温計と基礎体温表を準備します。薬局などで購入できます。寝る前に枕元に置いておき、朝目が覚めたら体を動かす前に舌の下にくわえ、測ります。それを表に写し、折れ線グラフにします。
 基礎体温から何が分かるのでしょう。まず排卵しているかどうかあるいはおおよその排卵日が分かります。成熟婦人では、排卵を境に低温相と高温相が2週間程度あるのが普通です。また高温相が3週間続けば妊娠の可能性があります。低温がずっと続いている、温度が毎日バラバラ、高温相が短いなどの場合はきちんとホルモンが働いていないかもしれません。ただ測り方を間違っていたり、体温計の調子が悪いだけのこともあります。花粉症や風邪などでも温度は上がることがあります。

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無月経

 18歳を迎えても生まれてから1回も月経のない場合を原発性無月経と呼びます。先天性の生殖器の問題や染色体異常のこともあり、精密検査が必要です。
 また、妊娠・授乳・閉経を除き、これまであった月経が3ヶ月以上起こらない状態を、続発性無月経と呼びます。卵巣や子宮に問題がある場合もありますが、実際には環境の変化、過度のダイエット、摂食障害、家庭・仕事・子育てのストレス、激しいスポーツ、下垂体の病気、甲状腺ホルモン異常、副腎皮質ホルモン異常、糖尿病、薬の副作用(胃薬、降圧薬、精神神経科の薬など)などが原因になっている事が多いですが、原因がわからないこともあります。十分な問診、超音波検査やホルモン検査をした上でホルモン剤や漢方などによる治療が必要なこともあります。

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月経前症候群

 月経が近づくと体や心の不調を感じることはありませんか?手足や顔のむくみ、頭痛、下腹部や乳房の張りや痛みなどの身体症状やイライラする、うつっぽくなる、注意力が散漫になる、疲れやすく眠くなるなどの精神症状があらわれ、月経が始まると次第に治まっていくのが月経前症候群(PMS)です。
 遺伝的要因、性ホルモンに対する感受性、脳内神経伝達物質がその成因に関わっているようですが、詳細は明らかではありません。不快症状を和らげるには、食習慣や睡眠の改善、有酸素運動、入浴、アロマテラピー、ストレッチング、自律訓練法などのリラクゼーションによるセルフケアが効果的です。また薬物療法としては鎮痛剤、精神安定剤、漢方薬、ホルモン療法などがあります。毎日の生活のなかで自分にあった治療法をみつけることが症状の改善のための近道です。

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膣炎

 おりものは婦人科を受診する訴えで非常に多い症状の一つです。個人差があり、異常はないのに体質的に多い方も少なくありません。正常でもおりものは変化します。
 月経が順調な方では始まって2週間位の時期に透明な粘っこいおりもの(卵の白身のような)が数日続きます。これは排卵の時期の正常なおりものです。月経前の1週間位はうす黄色いおりものが少し増えます。閉経後や良性の子宮腟部びらんでもおりものは認められ、必ずしも治療は必要としません。
 病的なものとしては、黄色いおりものの場合、トリコモナス腟炎、クラミジア感染症、淋病などが考えられますし、かゆみが強く白いかすのようなおりものなら、カンジダ腟外陰炎が考えられます。また子宮ガンなどの悪性腫瘍の初期症状としておりものが認められることがあるので注意が必要です。

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子宮筋腫

 子宮筋腫は子宮にできる良性の腫瘍で、30歳代後半以降の3〜4人にひとりの割合でみられ、若い人にも珍しいものではありません。女性ホルモンが関わっており、月経のある年齢では、数が増え、大きくなることがあります。
 無症状がほとんどですが、月経量が増えたり、月経痛が強くなることがあり、貧血の原因にもなります。圧迫症状として、腹痛や腰痛、便秘や排尿障害が出たり、また、不妊症や流産の原因となることもあります。
 超音波検査で診断されます。経過観察だけでいい場合が多いですが、手術が必要なこともあります。症状を軽くしたり、一時的に筋腫を小さくするため薬を使うこともあります。

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子宮内膜症

 つらい月経痛や性交痛、時として不妊の原因となる子宮内膜症の治療には薬物や手術による方法があります。痛みに対しては、鎮痛剤を上手に使うことや漢方薬を服用することで症状を和らげます。
 月経と関連があるので、ホルモン剤の点鼻薬や内服薬、注射で一定期間月経を止める方法(偽閉経療法)、最近では低用量ピルにより人工的に月経周期をコントロールする方法(偽妊娠療法)、新しい治療薬としてのプロゲスチンを連日服用する方法(黄体ホルモン療法)などがあります。
 手術療法には内膜症の病巣除去や癒着剥離、卵巣の内膜症性のう胞に対する手術、子宮や卵巣などを摘出する根治術などがあります。

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子宮頚管ポリープ

 子宮の入り口(頚管)の粘膜より発生する病変で、様々な大きさのものがあり、複数個見つかることもあります。無症状のことが多く、検診で見つかることが多いですが、不正出血、特に性行為の刺激により出血することもあります。
 炎症性刺激などによって子宮頚部上皮が増殖してできたもので、ほとんどが良性ですが、稀に異形成や癌性変化のみられることもあります。根元をねじり切ることで痛みは伴わずに簡単に切除できます。麻酔も必要なく、数秒で終了します。切除したら悪性でないかどうか病理検査に提出します。その後また新たにできてくることがあるので、子宮癌検診をかねて産婦人科を受診しましょう。

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卵巣腫瘍

 卵巣にできる袋状の良性腫瘍で、その中身によって分類されています。髪の毛や歯、骨、皮膚などが含まれている「類皮のう腫」、サラッとした液体がたまる「漿液性のう腫」、ドロドロした内容の「粘液性のう腫」などがあります。
 子宮内膜症が原因で起こるものは、内膜の組織や血液が溜まって変色したもので「チョコレートのう腫」といわれます。ほとんどは自覚症状はなく、年齢を問わず検診や別の病気の検査で見つかりますが、下腹部に違和感や痛みを感じたり、腰痛の原因になることもあり、さらに突然激しい痛みが起こることもあります。症状や大きさによっては手術が必要な場合もありますので定期的な経過観察は必要でしょう。

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ホルモン補充療法

 更年期のエストロゲンの低下が主な原因で更年期障害は起こります。そのためホルモン補充療法は主となる治療法のひとつです。
 エストロゲンの低下に伴って一般に以下の順序で欠乏症状が現れるといわれています。
  @ 月経異常(稀発月経、機能性出血など)
  A 自律神経失調症状(のぼせ、異常発汗、めまいなど)
  B 精神神経症状(頭重感、倦怠感、不眠、不安、憂鬱、記銘力低下など)
  C 泌尿生殖器の萎縮症状(膣炎、外陰掻痒症、性交障害、尿失禁など)
  D 心血管性疾患(動脈硬化、高血圧、脳卒中、冠不全など)
  E 骨粗しょう症
 エストロゲンを補充することによって症状を緩和することが期待できます。
 方法としては飲み薬、貼り薬、塗り薬があります。通常は黄体ホルモン剤とあわせて服薬します。毎日続ける方法、周期的に服薬する方法があります。副作用としてみられるものに不正出血、乳房の張りなどがあります。
 5年未満では乳がんのリスクは増えません。子宮体がんの心配もありません。ホルモン補充によって大腸がんのリスクをさげるといわれています。

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エクエル(大豆イソブラボン由来)


Q)「エクエル」って何がすごいの?
Q)「エクエル」は医薬品ですか?
Q)どうやったらエクオールを作れるようになりますか?
Q)エクオールはカラダに蓄積されますか?

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プラセンタエキスとは?

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クラミジア

 クラミジア感染症は性行為により起こり、若い女性に多く見られます。80%は無症状ですが、おりもの、出血、腹痛などで見つかることがあります。
 子宮の入り口を擦る検査や血液検査で検出され、抗生剤を服用することで治ります。放っておくと、子宮や卵管それに続く骨盤内の炎症がおこり、腹腔内癒着の原因となり、時に激痛が起こったりします。また、将来の不妊症や流早産、子宮外妊娠を引き起こしたり、妊婦がかかっていると新生児の結膜炎や肺炎の原因にもなります。
 男性の場合は50%が無症状ですが、性器が痛い、膿が出るなどの症状が出ることもあります。男女で同時に治すことが重要です。

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ブライダルチェック

 子宮や卵巣に異常がないか、感染症はどうか、などご自身の今の状態を知ることは重要です。チェックするには以下の項目などがあります。
 ○子宮頸がん検診
 ○婦人科超音波検査
 ○性感染症(梅毒・HIV・クラミジア・淋病)
 ○一般感染症(B型肝炎・C型肝炎)
 ○血液検査(貧血・肝・腎・膵機能・糖質)
 ○風疹抗体検査
 風疹は無料で受けられる制度もあります。
 検診は一般的には自費診療ですが、症状がある場合は保険診療の適用となることもあります。

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更年期検診

 子宮や卵巣に異常がないか、ホルモンはどうかなどご自身の体の変化を知ることは重要かもしれません。また、職場での検診などを受ける機会のない方には今の状態を知ることは重要です。
 ○子宮頚がん検診
 ○子宮体がん検査
 ○婦人科超音波検査
 ○ホルモン検査(女性ホルモン・甲状腺)
 ○血液検査(貧血・肝機能・腎機能・高脂血症・糖尿病)
 ○心電図
 ○胸部レントゲン撮影

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がん検診

 ○子宮頚がん(細胞診、超音波検査、HPV検査)
 ○子宮体がん(細胞診、超音波検査)
 ○卵巣がん(超音波検査)
 子宮頚がんは市町村の無料クーポン券、助成制度を利用することもできます。
 HPVは子宮頚部を擦って子宮頚がんの原因となるHPVウイルスにかかっているかどうかを調べる検査です。
 子宮体がんの細胞診検査は痛みを伴いますが、不正出血などの症状がない方は超音波検査のみで診断できることもあります。

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市町村の助成による子宮がん検診・大腸がん検診

 ○子宮がん検診 超音波検査もご希望の方は別途お申し出ください。
 ○大腸がん検診 まずは専用容器を取りにおいでください。

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子宮がん検診の精密検査(HPV検査・コルポスコピー)

 子宮頚がん検診で再検査・精密検査を勧められた場合に行います。
 HPV検査(子宮頚がんの原因となるHPVウイルスにかかっているかどうか)
 コルポスコピー下生検(子宮頚部を拡大鏡で観察しながら、数か所の組織を専用の器具にて採取します)

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特定健診

 役所の書類を持参してご来院ください。

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男性不妊検査

 精液検査は重要です。専用の容器に1回に射精した全量を採り、精液量、精子の数・運動率・奇形率などを調べます。精子が見つからない、極端に少ない場合は血液検査にてホルモンを調べたり、染色体を調べたりします。院内採精室で採って頂くか、自宅で採取される場合は容器を取りに来て下さい。

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月経の人工移動

 旅行やレジャー、スポーツに最適な季節の時、月経がその行事と重なりそうで不安や憂鬱なことがあります。
 月経をホルモン剤の服用で一時的にずらすことができます。遅らす方法としては、予定月経の1週間前頃より毎日服用し、月経が来てもいい時まで続けます。早める方法としては月経終了頃より1週間程度服薬します。
 いずれも中止後数日たつと次回の月経が来ます。副作用は主なものとして吐き気があり、遅らす方法ではその行事中も服用することになるので、つらい時があります。はじめての方は1か月前からずらした方が安心です。具体的に医師の指示を受けましょう。

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子宮頚がんワクチン

 子宮頚がんは若い女性に多く発生し、20〜30歳代の女性の悪性腫瘍の第1位を占めています。ほとんどの子宮頚がんの発生はヒトパピローマウィルス(HPV)の感染が原因であることが解明されてきました。
 HPVは100種類以上の型が存在し、そのうち15種類の型が子宮頚がんの発生に深く関わっています。中でもHPV16型、18型の感染頻度が最も高く、子宮頚がんの発生原因の一番になっています。HPVは性交渉により感染しますが、感染自体はごく普通の現象で、全女性のほぼ80%が一度は感染しているといわれています。通常は体内から自然消失しますが、ごく一部の女性がHPVの持続感染状態になり、子宮頚がんの前がん病変が発生し、その一部の方が子宮頚がんを発症すると考えられています。
 そこで、ワクチンを接種して、HPVの感染を防ぐことができれば、子宮頚がんの発生も抑止できると考えられるわけです。日本で承認されたワクチンは、2種類あります。ひとつはHPV16型、18型に対するもので、このワクチンを接種すると、HPV16型、18型に対する抗体ができることがわかっています(2価ワクチン)。もうひとつは、HPV6型、18型に加えて尖圭コンジローマの原因の90%を占めるヒトパピローマウイルスのうち、6型、11型の感染も防ぐ4価ワクチンです。
 子宮頚がんの発症は20代以降に多いですが、発症まで数年から十数年かかるといわれていますので10代前半にワクチンを接種することがより効果的ですが、その後の年齢のひとに接種するのも効果があることがわかっています。


●ワクチン接種の実際
○対象年齢 10歳以上の女性
○方  法 簡単な問診後、上腕(肩の少し下)に細い針で0.5mlの液を筋肉注射します。
○回  数 ワクチンは、初回と1〜2ヶ月後、6ヶ月後の合計3回接種していただきます。
      3回接種していただくことで十分な免疫効果が得られます。
○費  用 自費診療になります。1回あたり¥15,750(税込)です。
○副 作 用  注射部位の腫れや痛みなど他のワクチンと同じような副作用があることがあります。
      詳しくはお問い合わせください。

予約制になっております。電話等にてお問い合わせください。

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